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奄美群島サンゴ礁保全対策協議会では、これまで通りのオニヒトデ駆除対策では、サンゴ礁を守っていくことが出来ないとの判断から、海域における全体的なオニヒトデ駆除ではなく、特にサンゴ被度が高い地域などを地元ダイバーや漁業関係者の意見を参考に重点保全海域を選定し、保全海域だけを集中的・継続的に駆除しています。 平成17年度からは、重点保護海域について集中的にオニヒトデ駆除を実施するのと並行して、奄美群島内41箇所(重点保護海域の18箇所を含む)にモニタリング地点を設定してサンゴの生育状況、オニヒトデの発生状況、その他サンゴにダメージを与える要因などについて継続的に監視し、何か異変があった場合には早急に対策を講じることでサンゴ礁の保全に努めていこうと考えています。
サンゴ礁モニタリング
調査海域(おおよそ50m四方)をスノーケリングもしくはスキューバにて15分間探査し、オニヒトデの数及びサンゴの被度(海底に占める生きたサンゴの割合)を調べます。モニタリング地点は奄美群島全体で約100地点。毎年同じ海域を調査しています。
オニヒトデ駆除
モニタリングにより保全海域を設定し、保全海域において集中的な駆除を実施しています。保全海域でオニヒトデの発生が見られない場合は、保全海域周辺に駆除範囲を広げています。サンゴの回復に伴い、保全海域の追加や見直しも行なわれています。
協議会の取り組み
1.モニタリング調査講習会の実施
2.サンゴ礁の再生に係る調査研究事業
3.奄美群島サンゴ礁シンポジウムの開催(隔年)
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